ALWAYS 三丁目の夕日
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映画
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今日の一言:街のイルミネーションはクリスマスが一番派手で豪華ですが、正月と比較して長期間使用される(11月初旬から12月末まで)ので元手は十分取れているんでしょうね。
今日は久々に映画館に足を運びました。以前から予告編を観ては気になっていたので、期待していってきました。観てきたのは、
「ALWAYS 三丁目の夕日」
です。
う〜ん、よかった。言ってしまえばたわいもない物語かもしれないけど、それをいい具合の佳品にしていました。今年観た映画の中では一番「感動作」でした。ただ大泣きするという作品ではなく、それぞれの登場人物の心の動きにシンクロしたときに、ふとこみ上げる感動とでも言いましょうか。ですから「全編大感動」なんてことはなく、ちょっと「あれっ?」と思うところもあり、「おいおい…」というところもあり、それでもシンクロした時には「いいなあ」と思える感動作でした。
こういう作品が最近の私の好みなので、久々に劇場でじわっときてしまいました。
キャストとしては吉岡秀隆さんと小雪さんの演技が好きでした。巷では堤さんの方が評価は高いようですが、個人的には吉岡さんと小雪さんの演技が心に残りました。実際久々に小雪さんの演技をしっかり見ましたが、スクリーンにどう映るのかをきちっと意識された演技でかつ自然な動きは素敵でした。吉岡さんはDr.コトー以来好きなのですが、今回もいい味のあるの演技でした。舞台とかもやっていたら観てみたい役者さんです。
作品全体について少し。ネタバレ注意です。
この作品を「古き良き昭和30年代の再現」「貧しかったけれど心の豊かだった時代へのノスタルジー」と見ることには違和感があります。配給会社はその路線で興行しようとしているようですが、個人的にはそこにはこの映画の本当の魅力は無いような気がします。
むしろいつの時代にも営まれている「日常」を「たまたま」昭和30年代を舞台にすることで、「必ず」現在でもこんな素敵なこともあるんだということを伝えていると思います。鑑賞者の視線が30年代の素晴らしさへ向かい、そしてそこで止まることを何より「それではダメだ、さらにもっと次へ」と言っている映画だと思います。
そしてそれは単に「心の豊かさ」などということには回収されないでしょう。堤真一演じる町の自動車修理工場社長は、向上心を持ちより経済的に成功することを望み、吉岡秀隆演じる小説化志望の男も成功することを強く望んでいます。そして何よりの経済的成長を肯定的に示す象徴が東京タワーの完成までの姿でしょう。
そこにはまさに経済的に豊かになることへの憧れ、それを肯定する強い力が存在します。
いささか脱線気味ですが、要はこの映画にありがちな評価としての「あ〜、あんな心の豊かな、今のように金にギスギスしていない時代がよかったなあ」「あの夕日を眺める家族のような家族が増えれば良いのに」といった過去へのノスタルジーは、この映画にはそぐわないと言いたいのです。
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